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トランプ氏自宅の一室が水浸しに、昨年の事案に検察が疑惑の目 機密文書巡る捜査で

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「マール・ア・ラーゴ」の空からの眺め=2022年9月14日、フロリダ州/Joe Raedle/Getty Images

「マール・ア・ラーゴ」の空からの眺め=2022年9月14日、フロリダ州/Joe Raedle/Getty Images

ワシントン(CNN) トランプ前米大統領のフロリダ州の自宅「マール・ア・ラーゴ」で勤務する被雇用者1人が昨年10月、敷地内のプールの水を排出した際に複数のコンピューターサーバーが保管された一室が水浸しになっていたことが分かった。サーバーには監視カメラの録画記録が収められていた。事情に詳しい関係者がCNNに明らかにした。

当該の部屋が意図的に水浸しにされたのか、過失によるものだったのかは不明だが、この事案は連邦検事らが疑わしいとみている一連の出来事の中で発生している。

少なくとも証人1人が、このサーバールームの件で検事らから質問を受けたという。これはトランプ氏の機密文書取り扱いを巡る連邦捜査の一環だと、情報筋の1人は述べた。

部屋が水であふれた事案は、これまで報じられていなかった。このおよそ2カ月前、連邦捜査局(FBI)はマール・ア・ラーゴから数百件の機密文書を回収。検事らは監視カメラの映像を入手し、ホワイトハウスの文書がどのような経路で施設内を移動していたかを突き止めようとした。

トランプ氏に対しては昨年5月、機密文書を巡って召喚状が出ていた。この後、検事らは司法省の捜査への妨害行為がなかったかどうか検証を続けている。

情報筋の1人によると、検事らは当該の部屋のIT設備が水による損傷を受けていないとの証言を耳にしている。

ただ部屋に水があふれた事案は、トランプ氏の被雇用者らの言動と併せて犯罪捜査を進める検事らの注意を引いている。当時の状況から、捜査を妨害するための共謀が成り立つ可能性もあると、多くの情報筋がCNNに語っている。

捜査員らは現在、マール・ア・ラーゴに絡んで昨年発生した複数の事案から、トランプ氏もしくは同氏の下で働く人々のグループが司法省の証拠集めに介入しようと具体的な措置を講じたのかどうかを判断しようとしている。

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