(CNN) 米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長は5日、CNNの単独取材に答え、ウクライナ軍はロシアに対する反転攻勢に向けて「十分な準備」をしているものの、どのような結果となるか判断するには時期尚早だと述べた。
ミリー氏は、ウクライナが国の存続を脅かす戦争に参加しているとし、欧州や米国など世界にとっても、より大きな意味を持つ戦争だとの見方を示した。
米国とその同盟国は数カ月間にわたって、反転攻勢に向けてウクライナを支援してきた。
戦争はロシア国内にも近づきつつある。首都モスクワではウクライナのドローン(無人航空機)によるものとみられる攻撃が行われたほか、ベルゴロド州に対しては砲撃が行われている。ミリー氏は、こうした攻撃が紛争を拡大させるリスクがあるかと質問され、紛争拡大のリスクは常にあり、米国はそうしたリスクを注視していると述べた。
ミリー氏は年内に統合参謀本部議長を退任する。