トランプ氏、法廷闘争の費用と時間に不満 最高裁に「仲裁」求める
(CNN) トランプ前米大統領は3度目となる罪状認否に臨んだ翌日の4日、多くの法廷闘争に時間と費用を費やしている状況に不満を漏らし、最高裁による「仲裁」を求めた。
トランプ氏は自身のSNSトゥルース・ソーシャルで、「地方検事や司法長官などの政敵から立て続けに弱い訴訟を起こされ、裁判に多大な時間と資金を取られている」と不満を吐露。広告や選挙集会に投入できたはずのリソースを「急進左翼のごろつき」との法廷闘争に費やさなければならなくなったと訴えた。
世論調査ではバイデン大統領らをリードしているが、競争環境が公平ではないとも述べ、「これは選挙干渉であり、最高裁の仲裁が必要だ」と訴えた。
トランプ氏は3日、2020年大統領選の結果を覆す試みへの捜査に関連する4つの罪状で無罪を主張した。
審理後には今回の訴追を批判。「これは政敵への迫害だ」「米国では決して起こらないと思われていたことだ」と述べた後、ニュージャージー州へ戻る自家用機に乗り込んだ。
トランプ氏は4日夜、アラバマ州モントゴメリーで開かれる共和党の夕食会で演説する。