マウイ郡危機管理局トップ、健康上の理由で辞任 山火事発生時にサイレン鳴らさず

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山火事で壊滅状態となったマウイ島のラハイナで活動する捜索隊員/U.S. Army National Guard/Staff Sgt. Matthew A. Foster/Handout/Reuters

山火事で壊滅状態となったマウイ島のラハイナで活動する捜索隊員/U.S. Army National Guard/Staff Sgt. Matthew A. Foster/Handout/Reuters

アンダヤ氏は16日の記者会見でサイレンを鳴らさなかったことを後悔しているかと問われ、「していない」と回答。記者に対し、仮にサイレンが鳴っていれば多くの住民が内陸に向かってしまう懸念があったと説明した。その場合、彼らは「火の中に飛び込む」結果になっていたという。

アンダヤ氏の辞任が発表される前、ハワイ州選出の上院議員で自宅を山火事により失ったアンガス・マッケルベイ氏はアンダヤ氏の回答を「侮辱だ」と酷評した。

マッケルベイ氏は17日、CNNの取材に答え「『(サイレンが鳴れば)人々はパニックを起こして山へ逃げただろう。サイレンは津波用のものだから』というコメントを聞いた。これは侮辱だ。人々をそこまで愚かだと考えているとは。サイレンの鳴る理由が火災だと分からない人がいると思うのか」「あれは津波用のサイレンではない。災害用のサイレンだ」と主張した。

警報システムが使用されなかった正確な理由は依然として不明だが、関連する言説には変化が見られる。CNNとのインタビューでグリーン州知事は、一部のサイレンが壊れていたと説明した。知事は州検察に対し、火災と当局の対応についてサイレンが鳴らなかった問題も含め検証を求めている。

その上で、行方不明の住民の数は「おそらくまだ1000人を超えている」と述べた。

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