元警官、離婚手続き中の妻などをバーで銃撃 3人死亡、6人重軽傷 米
店内で銃を乱射したスノウリング容疑者は、店の裏の駐車場へ行ってさらに銃2丁を取り出そうとした。そこでスノウリング容疑者と争いになった男性が銃撃された。
数分後、駆け付けた警官に対してスノウリング容疑者が発砲したために、警官が撃ち返して容疑者を射殺した。
ベンチュラ警察によると、スノウリング容疑者は勤続28年のベテラン警官だったといい、10年ほど前に退職していた。
現場に駆け付けた救急隊員ら/Etienne Laurent/EPA-EFE/Shutterstock
オレンジ郡消防局によると、負傷した6人は病院に搬送された。病院によれば、このうち胸を撃たれた男性と、あごを撃たれた女性が重体となっている。残る4人の容体は安定しており、1人は退院した。
スノウリング容疑者の妻は24日現在、意識はあり、2人の子どものうち1人が付き添っているという。
離婚手続き中の夫に対する接近禁止命令は出されておらず、過去に家庭内暴力(DV)の届け出はなかった。
カリフォルニア州のギャビン・ニューサム知事は24日に声明を発表し、DVの被害者や家族、同僚などが身辺保護を求め、危険人物や加害者による銃所持の禁止を請求できる州法を活用するよう、住民に呼びかけた。
銃暴力のデータを収集する米NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、発砲した人を除いて4人以上の死傷者が出た銃乱射事件は、今年に入って米国内で少なくとも465件発生している。