銃を見つけた9歳児が発砲、6歳児が撃たれ死亡 米フロリダ州
(CNN) 米フロリダ州の住宅で、家の中にあった銃を手にした9歳の男の子に6歳の男の子が頭部を撃たれ、搬送先の病院で死亡した。同州ジャクソンビル保安官事務所が明らかにした。
事件が起きたのは14日。捜査当局は当時家の中にいた大人から事情を聴き、発砲の経緯を調べている。事件性はないと思われ、関係者の立件には至っていない。
2人の子どもの関係や、家にいた大人との関係は不明。当局は犯罪の被害者を保護する州法に基づき、そうした情報を公開していない。
銃暴力のデータを収集する米NPO「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、今年に入って銃暴力のために死亡した17歳以下の子どもは16日現在で1114人、負傷者は3065人に上る。
銃に関係する子どもや未成年の死者数は、2020年に自動車事故の死者数を抜いて最多となった。米疾病対策センター(CDC)の統計によれば、21年に死亡した1~18歳の子どもの約19%は銃器によって命を落としていた。
その年に銃関連で死亡した子どもは約3600人。米国の子ども10万人のうち約5人が銃のために死亡している計算になる。
比較可能な国の中で、子どもの4大死因に銃器が入る国はほかにない。