男がユダヤ人学校に侵入図り発砲、逃走後警官に撃たれ病院搬送 米テネシー州
(CNN) 米テネシー州メンフィスで31日午後、武装した男がユダヤ人学校に侵入しようとしたうえ、学校の外で発砲した。男は逃走したが警官に見つかって撃たれ、重体になった。
メンフィス警察の幹部によると、警官らは31日昼すぎ、男が学校に入ろうとしたとの通報を受けて出動した。男は中に入れずに外から発砲したが、学校側にけが人は出なかった。
警察は学校の職員らから、男が乗っていた軽トラックの特徴を聞いて追跡。まもなく一致する車を見つけて制止した。男は銃を持って下りたところを警官に撃たれ、近くの病院へ搬送された。重篤な容体が続いているという。
動機などはまだ不明。同幹部は、男と学校の間につながりがあったか、憎悪犯罪かどうかはまだわからないと述べた。
一方で地元選出のスティーブ・コーエン下院議員は、容疑者自身がユダヤ人で、この学校の元生徒だったことが分かったと語ったが、情報源は明かさなかった。
現場の学校と提携するユダヤ人団体の報道担当者もCNNに、容疑者はユダヤ人だと指摘。「個人的」な理由による犯行だったとの見方を示した。
連邦捜査局(FBI)も捜査に協力している。メンフィス警察のデービス署長は、警官らの迅速な対応を称賛した。
学校の公式サイトによると、同校には幼児から高校3年生までのクラスがあり、一部の生徒は寮で生活している。