「庭木の枝を切られた」と隣人の息子を射殺 米フロリダ州の男を逮捕
(CNN) 米フロリダ州ボルーシャ郡に住む男が17日、隣人の息子に庭木を勝手にせん定されたとして発砲し、撃たれた息子が死亡した。男は18日早朝に殺人容疑で逮捕された。
郡保安官事務所の発表によると、エドワード・ドルゾロウスキ容疑者(78)は17日夜、自宅の裏庭で隣人の息子、ブライアン・フォードさん(42)が境界フェンス沿いの庭木を切っているのを見て注意した。銃で威嚇したが、フォードさんが立ち退かなかったため発砲。駆け付けた保安官補2人が現場でフォードさんの救命措置を試みたが、助からなかった。
法廷文書によると、フォードさんの母は緊急通報の電話で、近くにはフォードさんの息子(8)もいたと訴えた。
これとは別に、同容疑者の妻が緊急通報で、本人は威嚇しようとしただけで発砲するつもりはなかったと話した。
容疑者は調べに対して、フォードさんが裏庭で木の枝を切っていると妻から聞き、背後に銃を隠したまま退去を求めに行ったと供述した。フォードさんから「余計なお世話だ」という意味のことを言われて銃を向けた。銃の最初の2発は安全のため、常に空にしてあったはずだという。
供述によれば、フォードさんが近づいてきたため2回続けて引き金を引いたところ、2回目に弾丸が発射され、フォードさんに命中した。
過去にフォードさんとの間でトラブルはなかったが、フォードさんをめぐる犯罪のうわさを聞いて恐怖を感じ、2年ほど前から接触を断っていたという。
法廷での罪状認否は来月12日に予定されている。