米、中東に追加のミサイル配備 派遣準備の部隊も増員
(CNN) 米国のオースティン国防長官は21日、中東地域へ追加のミサイル防衛システムを送り込んでおり、派遣命令に備えて待機させている米軍部隊も増員したことを明らかにした。
ここ数日間、緊迫感をさらに増す中東情勢を見据えた措置とした。高高度迎撃ミサイルシステム「THAAD(サード)」に加え、新たな地対空ミサイル「パトリオット」大隊の中東各地への派遣を命じたとも説明した。
両ミサイルはいずれも、短中長距離の弾道ミサイルの迎撃が可能。サード配備などは中東に展開している米軍部隊の防御力を高めるのが狙いとした。イスラエル防衛にも寄与すると付け加えた。
長官は声明で、バイデン大統領とはイランや中東各地に存在するその代理勢力による最近の緊張を高める行動について詳細に話し合ったと説明。この協議を受け、ミサイルの追加配備など一連の措置を命じたと続けた。