米軍、シリア東部で空爆 イラン系勢力の武器庫を標的

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米国防総省は、シリア東部で、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)などが使用していた兵器の貯蔵施設を空爆したと発表した/Joshua Roberts/Reuters/File

米国防総省は、シリア東部で、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)などが使用していた兵器の貯蔵施設を空爆したと発表した/Joshua Roberts/Reuters/File

(CNN) 米国防総省は8日、シリア東部で米軍のF15戦闘機2機が、イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)などが使用していた兵器の貯蔵施設を空爆したと発表した。

この空爆について、オースティン国防長官は声明の中で、イラクとシリアで米軍が連続してIRGC関連組織に攻撃されたことに対する「精密自衛攻撃」と位置付け、「米国は今後も我が国民と施設を守るため、必要な措置を講じる用意がある」と述べて、事態をエスカレートさせないよう牽制(けんせい)した。

イラン代理勢力がイラクとシリアでほぼ連日にわたって続けている米軍への攻撃に対し、米軍がイランを後ろ盾とする勢力の使用する施設を攻撃するのはこれが2回目だった。

米軍や有志連合は10月17日以来、少なくとも41回にわたり、ドローン(無人機)やロケット弾による一方的な攻撃の標的となってきた。直近ではシリアのシャダディで米軍と有志連合軍がロケット攻撃を受けた。

米当局者によると、8日の空爆による死傷者はなく、インフラにも被害は出ていない。

米軍が10月26日に攻撃を実施する以前、米兵は40人以上が軽傷を負い、うち少なくとも20人が頭部に外傷を負っていた。

パレスチナ自治区ガザ地区のイスラム勢力ハマスがイスラエルを攻撃した10月7日以来、中東では米軍に対する攻撃の頻度が増している。

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