ハマス人質の米3歳児、親族が身元を確認
(CNN) パレスチナ自治区ガザ地区でイスラム組織ハマスの人質になっている米国籍の3歳児は、イスラエル南部クファルアザに住んでいたアビガイル・エダンちゃんという女児と判明した。
アビガイルちゃんの大おばにあたる女性が明らかにした。
ハマスの人質に含まれる米国籍の3歳児については、バイデン米大統領が最近、カタール首長との会談で言及していた。米ホワイトハウスはこの幼児の詳しい情報に言及しなかったが、当局者の話によれば、米国人の人質の中でほかに未成年者は確認されていない。
クファルアザは先月7日、ハマスによる越境攻撃で大きな被害を受けた。アビガイルちゃんはここで両親や6~10歳のきょうだいと暮らしていた。
この女性によると、きょうだいは同日、家の中で母親がハマスの集団に殺されるのを目撃。外でアビガイルちゃんを抱いていた父親のもとへ逃げたが、その父親も射殺された。きょうだいは家に戻って12時間以上、クローゼットに身を隠したという。
アビガイルちゃんも亡くなったかと思われたが、近くに住む一家にかくまわれていたことが分かった。この一家の父親は集落を守ろうとして負傷した。目撃者らによれば、一家の母親や3人の子どもたちとともに、アビガイルちゃんもハマスのメンバーに連れ去られたという。