イラクの米軍にドローン攻撃、中央軍司令官の視察と重なる
(CNN) 米政府当局者は16日までに、イラクにある米軍主導の有志連合軍のアルアサド航空基地に14日、複数の自爆攻撃型ドローン(無人機)が襲来したものの死傷者の発生や施設損傷の報告はないと明らかにした。
中東を管轄する米中央軍のクリラ司令官が13、14両日、イラクとシリアを訪問している時期をにらんだかのような攻撃となった。司令官はイラク滞在中、首相などと会談後、アルアサド基地なども視察していた。
米政府当局者によると、イラクの米軍などを狙った攻撃は今年10月17日以降で46回、シリアでは52回発生。13日にはシリアで3件起きていた。
イラクの親イラン派民兵組織の指導者は今月、パレスチナ自治区ガザでユダヤ人による犯罪が、イラクで米国の占領が続く限り、米軍への攻撃を続行すると宣言してもいた。