親パレスチナのデモ隊が交通妨害、320人逮捕 NY市
ニューヨーク(CNN) 米ニューヨーク市内で8日朝、パレスチナ自治区ガザ地区での停戦を求める親パレスチナのデモ隊が数カ所の橋を封鎖し、合わせて少なくとも320人が逮捕された。
市当局とデモを率いた在外パレスチナ人団体「パレスチナ青年運動(PYM)」によると、計1000人以上の参加者が通勤ラッシュの2時間あまり、市中心部のマンハッタンからの橋とトンネルに手をつないで並び、通行を妨害した。
PYMを率いるパレスチナ人男性(29)はCNNとのインタビューで「米国の爆弾や国際法で禁じられた米国製の化学兵器が、またもやアラブ人に投下されている。今回も資金を出しているのは米国民、擁護しているのは米国のメディアだ」「これはガザに対する米国の戦争、米国によるパレスチナ人のジェノサイド(集団殺害)だ」と語った。
さらに、パレスチナで苦難が続く限り普段通りの日常生活は続けられないとして、「かれらが爆弾を止めるまで、私たちは街を止める」と宣言した。
PYMの発表によると、デモ隊が求めているのは恒久的な停戦と、米政府からイスラエルへの武器供与の停止、パレスチナ政治犯の釈放など5項目。
デモの影響で、マンハッタン南部一帯には大規模な渋滞が起きた。ニューヨーク市警(NYPD)によると、橋とトンネルの通行は午前11時15分までに再開した。
アダムス市長はデモ終結後の記者会見で「抗議行動の権利によって、このように橋やトンネルを封鎖する権利は保障されない」と指摘。平和的な行動を促すとともに、罪のない人々の命を奪う行為はやめさせるべきだが、イスラム組織ハマスという「テロ組織」は撲滅しなければならないとの立場を示した。