米下院、国土安全保障長官の弾劾決議を可決
(CNN) 米下院は、マヨルカス国土安全保障長官に対する弾劾(だんがい)訴追決議の採決を行い、214対213で可決した。閣僚が弾劾されるのは約150年ぶり。
民主党議員とともに共和党の3議員も反対に回った。
共和党が多数派を占める下院は先週もマヨルカス氏に対する弾劾決議の採択を行っていた。
下院の共和党は、マヨルカス氏が南部国境の問題への対応で複数の重大な犯罪及び軽罪を犯していると主張。弾劾に向けた準備を進めてきた。しかし複数の憲法の専門家からは、弾劾を実現するだけの証拠がないとの指摘が出ていた。
民主党が押さえている上院でマヨルカス氏が弾劾される可能性は極めて低い。上院の民主党は今回の弾劾決議について、手続きを進めるか、あるいは、あからさまに政治的な動きだとして速やかに退けるか対応を検討している。