チーフス優勝イベントで銃撃 1人死亡、21人負傷 米カンザスシティー
(CNN) 米プロフットボールNFLの王者決定戦スーパーボウルを制したカンザスシティー・チーフスの地元、ミズーリ州カンザスシティーで14日、ファンが詰めかけていた優勝イベント会場付近で銃撃事件があり、警察によると少なくとも1人が死亡、21人が負傷した。
ミズーリ州カンザスシティー警察は、容疑者3人を拘束して事情を聴いていることを明らかにした。
優勝イベントには、チーフスの優勝を祝ってファンなど推定100万人が詰めかけていた。市内の学校は子どもたちが優勝イベントに参加できるよう、14日を休校としており、子どもたちも集まっていた。
この日はチーフスの選手たちが2階建てのバスに乗って市内をパレード。続いてユニオン駅前で優勝イベントが開かれた。
銃撃は、このイベント会場のすぐ近くで発生。当時選手たちはまだ壇上にいて、互いに談笑していた。詰めかけていた大勢のファンは銃声を聞いて逃げ惑った。
バスに乗ってパレードを行うチーフスの選手ら/Reynolds/AFP/Getty Images
市長によると、チーフスの選手やコーチなど関係者は全員、無事を確認した。
現場にいた女性のマディソン・アンドレアスさん(24)は、最初は花火だと思っていたが、自分の前にいた男性が振り向いて「銃だ、銃を持っている」と叫んだと話す。群集がパニックに陥って一斉に逃げ始め、自分は地面に押し倒されたというアンドレアスさんは「死ぬかと思った。動けないまま撃たれると思った」と振り返った。