優勝イベント銃撃、私的なけんかが発端か 10代の2人を拘束 米カンザスシティー
娘を連れてイベント会場にいたコントレラスさんは、逃げようとする群衆とは逆方向へ向かう男を目撃。「そいつを止めろ」と叫ぶ声を聞き、後ろからタックルして地面に突き飛ばした。その場にいた2人の手も借りて、抵抗しようとする男を組み伏せたという。
駆けつけた警察が組み伏せられた人物に手錠をかける動画も撮影されている。ただ、これが現在も警察に勾留されている人物なのかどうかは分かっていない。
米連邦捜査局(FBI)は情報提供サイトを開設し、銃撃の現場や逃走しようとする容疑者の動画を提供するよう呼びかけている。
米国では昨年6月にも、コロラド州デンバーで行われた米プロバスケットボールNBAのナゲッツ優勝イベントで銃撃があり、2人が負傷していた。教会、学校、スーパー、ショッピングモールなど、至る所で銃撃事件が後を絶たない。
カンザスシティーのキントン・ルーカス市長は14日、「パレード、集会、学校、映画館。安全な場所はほとんどないように見える」とコメントした。
米非営利団体「ガン・バイオレンス・アーカイブ」によると、米国で4人以上の死傷者(銃撃した本人を除く)を出した銃撃事件は今年に入って48件目だった。