米ジョージア州の選挙干渉事件、疑惑の検事の担当継続にトランプ氏らが異議申し立て 判事は再検討認める

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スコット・マカフィー判事=2月27日、米アトランタのフルトン郡裁判所/Brynn Anderson/Pool/Getty Images

スコット・マカフィー判事=2月27日、米アトランタのフルトン郡裁判所/Brynn Anderson/Pool/Getty Images

(CNN) 2020年米大統領選の南部ジョージア州での選挙に干渉しようとしたとしてトランプ前大統領と14人の同調者が訴えられた裁判を巡り、裁判を担当するスコット・マカフィー判事は20日、同州フルトン郡のファニ・ウィリス地区検事が引き続きその役職に就き訴追に当たるとした判断に対して、トランプ氏及び共同被告らが異議を申し立てるのを認めた。

マカフィー判事は先週、ウィリス氏の資格剥奪(はくだつ)を求める被告らの取り組みを退ける判断を下していた。今回はこの問題に関する再検討を許可することで、州の控訴裁判所による本件の解明を可能にした形だ。

マカフィー氏は当該の許可が「裁判にとって極めて重要であり、直ちに再検討が行われるべきだ」との認識を示した。

同氏の措置は訴追自体を停止するものではないが、ウィリス氏の資格剥奪の取り組みに絡む申し立てを裁判に先駆けて行うことが可能になる。

今後はジョージア州の控訴裁判所がウィリス氏の資格を剥奪しないとした判断を再検討し、問題として取り上げるかどうか決定することになる。マカフィー判事の先週の判断を受け、ウィリス氏は引き続き裁判を担当するが、同氏が任命したネーサン・ウェード特別検察官は辞任を余儀なくされた。

トランプ氏と共同被告人らはかねて、ウィリス氏とウェード氏が不倫関係にあったと主張。利益相反が生じていたとして両氏とも資格を剥奪されるべきだと訴えていた。

本訴訟でトランプ氏の弁護を主導するスティーブ・サドー氏は、マカフィー氏による20日の措置を「極めて重要」と指摘。「弁護側は、控訴裁による再検討が訴訟の破棄及び地区検事の資格剥奪につながると見込んでいる」と述べた。

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