米連邦最高裁、トランプ氏の免責特権の主張を審理へ 訴訟にさらなる遅れ

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米連邦最高裁が、トランプ前大統領の免責の訴えを審理することで合意/Leah Millis/Reuters/File

米連邦最高裁が、トランプ前大統領の免責の訴えを審理することで合意/Leah Millis/Reuters/File

(CNN) 米連邦最高裁は28日、トランプ前大統領が2020年の大統領選の結果を覆そうとしたとして起訴された件について、同氏が免責特権を主張できるかどうか審理することで合意した。これにより同氏の連邦レベルでの裁判はさらに遅れることになる。

最高裁の合意によると、ジャック・スミス特別検察官が起訴した当該の裁判は4月22日の週に口頭弁論が行われる予定。

最高裁は、本件を審理するまでトランプ氏に対する判断を保留にするよう連邦控訴裁に命じた。

CNNはスミス特別検察官の事務所に連絡を取っている。

連邦最高裁による審理は、少なくとも2つの理由からトランプ氏にとって重要な勝利となる。まず同氏はこれで、全面的な大統領の免責特権を強く訴えることができる。特権が認められれば、現在直面する多くの訴訟は成立しなくなる可能性がある。また少なくとも数週間は公判を先送りできるともみられる。

免責特権は適用されないとした連邦控訴裁の判断への介入を求めたトランプ氏の緊急要請を連邦最高裁が拒んでいれば、スミス氏はより迅速な裁判手続きが可能になっていた。事実上、11月の大統領選前の公判を保証する結果になっていたとみられる。

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