米各地の大学で親パレスチナデモ NY大で130人超拘束
(CNN) 米国各地の大学で22日、イスラエル軍の攻撃を受けているパレスチナ自治区ガザ地区への連帯を示す抗議活動が行われ、多くの学生らが警察に拘束された。一部の大学では23日もキャンパス内にテントを設置しての抗議が続いており、収束する兆しは見えない。
東部では、ニューヨーク大学で22日夜に親パレスチナの抗議デモを行っていた学生ら130人超がニューヨーク市警に拘束された。ほぼ全員が不法侵入の疑い。数人が警察に瓶を投げた以外は暴力は見られなかったという。
コネチカット州のエール大学でも同日、退去命令に従わなかった45人が逮捕され、不法侵入で起訴された。
西部では、カリフォルニア大学バークレー校でデモが行われた。同大学の広報担当者によると、約100人が親パレスチナのデモ集会を「比較的、平和的に」開き、その後テントを設置したという。これまでのところ拘束者はいない。
中西部ミネソタ州のミネソタ大学ツインシティー校でも23日に、大学の方針に反して校内で野営した9人が不法侵入の疑いで拘束された。
北東部のマサチューセッツ工科大学のキャンパスでは同日、20以上のテントが設置されている。テント周りにはパレスチナの旗や、イスラエル軍への支援をやめるよう求めるプラカードなどが見られる。
これより前に、ニューヨークのコロンビア大学で親パレスチナの抗議デモが展開され、18日に100人超が逮捕された。この抗議活動が各地の大学に広がった。同大学では23日もテントを設置しての抗議活動が続いている。