ロシア凍結資産の活用方法、今夏のG7に選択肢提示 米財務長官
(CNN) 米国のイエレン財務長官は27日までに、ウクライナ侵略への制裁措置として欧米などが凍結したロシア資産をウクライナ支援へ差し向ける方途に触れ、イタリアで今年6月に開催予定のG7(主要7カ国)サミットへいくつかの選択肢を提示したいとの考えを示した。
ロイター通信との会見で述べた。長官は米国、他のG7構成国や欧州連合(EU)は現在、活用の仕方について協議していると説明。
「凍結資産をそのまま没収するのも一つの方法であるかもしれない」とし、「資産から生じる利子などを融資の形で提供する方法もあるかもしれない」と述べた。広範な選択肢があるとし、G7サミットで各国首脳が話し合うためのいくつかの案を示したいと指摘した。
ロシアの凍結資産の規模は約3000億米ドル(約47兆4000億円)となっている。