シリアから米国に送還の女、ISISの訓練受けた罪で訴追
(CNN) シリアから米国に送還された米国人の20代の女が、国外で過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)の訓練を受けたとして米国で罪に問われている。
7日に公開された裁判書面によると、ハリマ・サルマン被告はシリア在住中にISISからAK47ライフル銃の使い方を学んだとされる。
米当局によると、サルマン被告はシリア北東部から米国に送還された米国人一家11人の中の1人。国務省によると、この一家の中にISISの元戦闘員はいなかった。
裁判書面によれば、サルマン被告は17歳の時に米国を離れ、2016年暮れか17年初めごろ、シリアのISIS支配地域に入った。18歳になるとISISの訓練を受け、約2年後にシリアのバグズでISISの対抗勢力に拘束されるか投降したとされる。
23年にはシリアの勾留施設で米連邦捜査局(FBI)の取り調べを受け、ISISの戦闘員と結婚していたと供述したとされる。ただ、ISISの活動への関与は否定した。
しかしFBIは、シリアで見つかったサルマン被告の夫のものとされるスマートフォンの情報を入手。フォトライブラリーには、サルマン被告が軍事訓練を修了してAK47ライフルを所持していると記載された書類の写真があった。この書類には、ISISの女性メンバーのみで構成するISIS軍事大隊が発行したことを証明するスタンプが押してあったとされる。
サルマン被告が訓練を受けたというISIS女性大隊を率いた米カンザス州出身の女は、22年に禁錮20年を言い渡されている。同大隊には10歳の少女もいて、爆弾や銃器使用の訓練を受けていた。
米国務省のブリンケン長官によると、ISISの支配地域だったシリア北東部には、今も60カ国以上から来た数万人が残っていて、その大多数を子どもが占めているという。