FBI、教会襲撃を計画した男を逮捕 ISISに忠誠誓う
(CNN) 米司法省によると、西部アイダホ州で教会の襲撃を計画していたとして、過激派組織イラク・シリア・イスラム国(ISIS)に忠誠を誓う男(18)が連邦捜査局(FBI)に逮捕された。
容疑者は外国のテロ指定組織への支援を図った疑い。FBIの対テロチームが捜査した。
司法省が引用した法廷文書によると、7日に同州コーダリーンの教会を刃物や銃で襲い、火をつける計画だったとされる。
容疑者は、先月ロシアの首都モスクワ近郊のコンサート会場で144人が死亡した襲撃事件をきっかけに、犯行の準備を加速させていたとみられる。襲撃事件については米ロ両国とも、ISISの仕業との見方を示している。
検察によると、容疑者はISISを名乗って同州コーダリーンの教会を襲う計画だった。FBIの捜査で犯行は未然に阻止され、ISISのテロと暴力に加担しようとした疑いをかけられている。有罪となれば、連邦刑務所で禁錮最大20年の刑を言い渡されるという。
現地のFBI特別捜査官は、この容疑者のようにテロ組織の勧誘などを受けず、独自に過激化するケースの脅威を強調した。