米UCLAで親パレスチナ派の27人を逮捕、構内にキャンプ設営

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UCLAのホール前で親パレスチナ派の抗議参加者と対峙する大学警察/Etienne Laurent/AFP/Getty Images via CNN Newsource

UCLAのホール前で親パレスチナ派の抗議参加者と対峙する大学警察/Etienne Laurent/AFP/Getty Images via CNN Newsource

(CNN) 米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)は11日、親パレスチナ派の集団が構内の数カ所に違法とされる野営地を設け、計27人が逮捕されたと発表した。

大学警察によると、10日に学内団体の関係者らが無許可でテントを張り、バリケードを設置した。歩道にスプレー塗料を吹き付け、噴水や消防機器、屋外用テーブルセット、電気器具、車両を破損させた。校舎内にも入り、近くで実施されていた期末試験を妨害した。

逮捕された活動家らはUCLAの敷地への立ち入りを14日間禁止され、釈放された。

大学当局は、逮捕者27人のうち何人が学生だったかを確認中。学生は処分の対象になるという。

UCLAの安全対策担当副総長によると、大学警察と抗議集団の衝突で警官少なくとも6人が負傷し、このうち1人は頭部にけがをした。

大学警察によれば、逮捕者のうち少なくとも5人は打撲や肩の痛みなどの軽傷を訴えた。

抗議活動に参加している准教授は、学生の1人がゴム弾で負傷し、病院へ行ったと指摘。学生たちは退去命令に従って移動していたと主張し、当局の対応を批判した。

パレスチナ自治区ガザでの戦闘をめぐる親パレスチナ派の抗議デモはこの春、全米各地の大学で展開され、UCLAでは4月30日にデモ隊と反対派の間で激しい衝突が起きた。当時の大学側の対応をめぐり、学内で緊張が続いている。

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