米大統領選討論会、トランプ氏はマイク消音中も発言 バイデン氏明かす
(CNN) バイデン米大統領はABCニュースのインタビューに答え、先月の大統領選討論会で精彩を欠いた新たな理由を提示した。相手のトランプ前大統領がマイクを切られた状態にもかかわらず言葉を発していたため、討論の「主導権」を握れなかったという。
バイデン氏はこれまで、討論会での不出来について体調不良や疲労を理由に挙げていた。
ABCニュースのジョージ・ステファノプロス氏に対してバイデン氏は、「討論がうまくいっていないと感じたのは、私が質問に答えている間、マイクを切られているにもかかわらず彼(トランプ氏)がなおも叫んでいるのに気付いた時だ。それで気が散ってしまった。そのせいにするつもりはないが、主導権を握れていないと感じた」と述べた。
討論会に先立ち、マイクは順番が回ってきた候補者以外は消音すると決められていた。バイデン、トランプ両氏及び両陣営は事前にこのルールに同意していた。