パーキンソン病専門医、今年初めにバイデン大統領主治医とホワイトハウスで面会
ワシントン(CNN) 米国のジョー・バイデン大統領の健康状態に関する不安が高まる中、パーキンソン病の専門医がバイデン氏の主治医と面会していたことが、ホワイトハウスの入館者記録で明らかになった。
ホワイトハウスの記録によると、ウォルター・リード軍医療センターに勤務する神経科医のケビン・カナード氏は今年1月17日、ホワイトハウスの勤務医ケビン・オコナー氏と面会した。
カナード氏は今年に入って3回、ホワイトハウスを訪問。1月26日と3月28日には別の職員と面会していた。過去1年の訪問回数は、昨年8月から今年3月28日までの間に少なくとも8回に上った。面会相手としてオコナー氏の名が記載されていたのは1月17日だけだった。
カナード氏とオコナー氏の面会について、ホワイトハウスのアンドルー・ベイツ報道官は「ウォルター・リード系列からは、数千人の軍関係者の治療のために幅広い専門医がホワイトハウスを訪れる」と述べ、その中には毎年バイデン氏の健康診断のために訪れる神経科医も含まれると説明。年に1回の健康診断以外の目的でバイデン氏が神経科医の診察を受けたことはないと言い添えた。
カリーヌ・ジャンピエール報道官も、バイデン氏は大統領就任以来3回、毎年の健康診断で神経科医の診察を受けていると説明した。一方でこの神経科医の名も、カナード氏が過去1年の間に8回ホワイトハウスを訪れた理由も明らかにしなかった。
バイデン氏はパーキンソン病の治療を受けたことも、治療薬を投与されたこともないとジャンピエール報道官は強調している。