トランプ氏、共和党バンス候補は「まぬけ」と対決 副大統領候補討論会控え
(CNN) ドナルド・トランプ前大統領は、自身の副大統領候補J・D・バンス氏が1日(日本時間2日)に行われる副大統領候補討論会で、「まぬけ」と対決することになると述べた。討論会ではバンス氏が、カマラ・ハリス副大統領の副大統領候補であるティム・ウォルズ・ミネソタ州知事と対決する。
トランプ氏は「FOXネーション」でのインタビューで「明日、J・Dとともに目の当たりにすることになるだろう。これは有利だ。彼はまぬけと対決する。完全なばかだ。彼女(ハリス氏)が彼(ウォルズ氏)を選んだのは信じられない。そして、それは大きな要因だと思う。あの男は何かがおかしい。彼は病んでいる。彼は先日、ミシガン州でアメフトの試合を観戦したが、ブーイングを受けた。私がアラバマ州で観戦したときは12万人の観客が熱狂した」と述べた。
トランプ氏の評価は、自身の選挙陣営の上級顧問ジェイソン・ミラー氏と相反するようだ。ミラー氏はこれより前に、ウォルズ氏は「狡猾(こうかつ)なベテラン政治家」で「討論が非常に得意」だと述べていた。
以前ハリス氏と再度討論することはないと発言していたトランプ氏は、2回目の討論会は遅すぎると考えていると繰り返しながらも、「むしろ討論会をしたい、もう一度やりたい」と主張した。
トランプ氏は「前回は3対1の討論会だった。私はバイデン(大統領)と討論したが、CNNは非常に公平だったと言わざるを得ない。そして、別の討論会でのABCは完全に不正だった」とし、ハリス氏との討論会中にトランプ氏の発言の事実確認を行ったABCの司会者に再び不満をあらわにした。
ハリス氏は先月初め、10月23日にトランプ氏との2度目の討論会を行うというCNNからの招待を受け入れたが、トランプ氏は当時、米国民は投票を始めているため「遅すぎる」と述べていた。