トランプ銘柄、投票日を前に急騰
(CNN) 米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領に関連した銘柄の株価が5日(日本時間6日)の投票日を前に急騰している。
トランプ氏のSNS「トゥルース・ソーシャル」を運営する「トランプ・メディア・アンド・テクノロジー・グループ」の株価は4日、12%急騰した。株価急騰の原因ははっきりしていない。
同株式は3月の上場以来、激しい値動きを繰り返している。3日間の取引で株価が41%下落する前には5週間にわたって株価は4倍に上昇していた。
トレーダーはトランプ氏に関連した銘柄の株価を再選の可能性を測るための一種の指標として利用してきた。もしトランプ氏が再選されれば、トランプ氏が大統領時代に政策やその他の情報を拡散するためにツイッター(現X)を活用していたように、トゥルース・ソーシャルはますます重要なコミュニケーションツールとなる可能性がある。一方、民主党候補のハリス副大統領が当選した場合にはトゥルース・ソーシャルの事業的な見通しは成り立たなくなる公算が大きい。
同社の株式は事業の基本的な健全性を反映して取引されているわけではない。同社は資金不足に陥っており、直近の四半期決算での収益は100万ドル(約1.5億円)にも達しなかった。