米国務長官、シリア人に選ばれた新政府を支持 「四つの原則守れば」

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米国のブリンケン国務長官=9日、米ワシントンDC/Lenin Nolly/NurPhoto/AP

米国のブリンケン国務長官=9日、米ワシントンDC/Lenin Nolly/NurPhoto/AP

(CNN) 米国のブリンケン国務長官は10日、四つの主要な原則を守るならば、シリア人によって選ばれた新政府を「承認し、全面的に支持する」と述べた。

シリアでアサド政権が崩壊して以降、米国が新国家の承認について言明したのは今回が初めて。

ブリンケン氏は声明で、シリアが主導し、シリアの手による政権移行を全面的に支持すると表明。移行プロセスは、国連安保理決議2254号の原則にのっとり、透明性と説明責任をめぐる国際基準を満たす、信頼でき、包摂的で、非宗教的な統治につながるものでなければならないと指摘した。

さらに、順守すべき原則について①少数派の権利の完全な尊重②必要とする全ての人への人道支援の流入の促進③シリアがテロの拠点として利用されたり近隣諸国に脅威を与えたりすることの阻止④化学兵器または生物兵器の備蓄の確保と安全な破壊の保証――を挙げた。

ブリンケン氏はすべての国に対して、包摂的かつ透明性のあるプロセスを支持し、外部からの干渉を控えるよう求めた。

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