米支援のクルド勢力、シリア北部の都市から撤退 トルコ支援勢力が攻撃

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シリア民主軍(SDF)のマズルム・アブディ司令官/Delil Souleiman/AFP/Getty Images

シリア民主軍(SDF)のマズルム・アブディ司令官/Delil Souleiman/AFP/Getty Images

(CNN) 米国が支援するクルド人主体の反体制武装組織「シリア民主軍(SDF)」が、シリア北部にあるトルコとの国境に近い都市マンビジュから撤退した。

SDFのマズルム・アブディ司令官によれば、同市で「抵抗」を続けていたものの、米国の仲介により停戦合意に達し、撤退に同意した。

これより前、マンビジュに近いティシュリーンダムの責任者はCNNの取材に対し、トルコが10日、ダムへの攻撃を開始して停電を引き起こし、ダム崩壊の可能性があると懸念を示していた。

シリア北東部の自治政府のエネルギー当局によれば、トルコのドローン(無人機)がティシュリーンダムを攻撃し、ダムが使用不能となった。

アブディ司令官は、SDFが引き続き、ユーフラテス川に位置する重要なティシュリーンダムの保護にあたると述べた。

SDFによれば、トルコが支援する「自由シリア軍(FSA)」のドローンが集落を攻撃した。この集落は、SDFの支配下にあるトルコ国境に近いシリア北部の都市コバニの西に位置する。

シリアでは数多くの武装勢力が領土を支配下に置き、管理している。そうした勢力の中にはトルコが支援する「シリア国民軍(SNA)」などがある。トルコはFSAも支援している。

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