米大手保険CEO殺害、連邦の殺人罪などで正式起訴
(CNN) 米大手保険会社ユナイテッドヘルスケアの最高経営責任者(CEO)を殺害した罪に問われているルイージ・マンジオーニ被告(26)は17日、殺人やストーカー行為などの連邦の罪状で正式に起訴された。
マンジオーニ被告は、昨年12月4日にブライアン・トンプソンCEOをニューヨーク・マンハッタンの路上で殺害した事件で、州および連邦の両方の訴追に直面している。この事件は、米国の医療制度と保険会社に対する国民の深い怒りと不満を露呈した。
連邦検察は昨年末、マンジオーニ被告に対する訴因を公開したが、17日まで起訴されていなかった。
連邦法で銃器を使用した殺人罪として起訴された同被告は、有罪判決を受けた場合、最高刑は死刑となる。ボンディ司法長官は、司法省が同被告に対する訴訟で死刑を求めると述べている。
マンジオーニ被告は、ニューヨーク州で起訴された殺人罪とテロ行為については無罪を主張している。
被告の広報担当者は、17日にCNNから連絡を受けたが、コメントしなかった。
今月初め、司法省が死刑を求める意向を表明した後、被告の弁護士は「無法な司法省が起こした連邦の訴追だけでなく、ニューヨーク州やペンシルベニア州の訴追、そして彼らがルイージに対して行おうとするあらゆる訴追に対しても戦う用意がある」と述べた。