ユナイテッド航空機のエンジンから出火、離陸時にウサギと衝突か 米

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ユナイテッド航空のボーイング737ー800型機が離陸時に動物と衝突した=13日/Courtesy Wyatt McCurry

ユナイテッド航空のボーイング737ー800型機が離陸時に動物と衝突した=13日/Courtesy Wyatt McCurry

(CNN) 米ユナイテッド航空のボーイング737―800型機が13日、コロラド州のデンバー国際空港を離陸する際に動物と衝突し、エンジンから出火していたことが分かった。衝突の様子を映像が捉えていた。

航空無線サイト「ライブATC」の音声には、航空管制官がパイロットに「右エンジンから時々小さな炎が噴出している」と警告する声が捉えられている。

パイロットは「了解。我々の右側のエンジンを失ったようだ」と応答している。

ユナイテッド航空2325便は13日、乗客153人と乗員6人を乗せてデンバーからカナダのエドモントンに飛び立った。

米連邦航空局(FAA)によると、離陸の際、乗員は動物と衝突したと報告。動物の種類については具体的に言及しなかったものの、滑走路では当時ウサギの目撃情報があった。

管制塔は複数のパイロットに「滑走路上のウサギに注意を」「ウサギが報告された。そちらの滑走路の方へ向かっている」と呼び掛けている。

ユナイテッド航空の別のパイロットが管制塔に無線で、「もしかしたら踏んでしまったかもしれない」と報告する場面もある。

ユナイテッド航空2325便のパイロットは緊急事態を宣言すると、旋回して空港へ引き返す考えを表明。その後「主翼で火災が発生しているとの報告を受けている」と明らかにした。

デンバー空港の広報担当者がCNNに明らかにしたところによると、規定に従い消防車が出動したという。

機体は最終的に地上走行でゲートへ戻り、乗客は代替機に乗り換えてエドモントンへ向かった。

FAAのデータベースの情報によると、デンバー国際空港では昨年、800件を超える航空機と野生動物の衝突が発生した。衝突の大半はハクトウワシやフクロウ、ヒバリ、マガモなどの鳥類だが、プレーリードッグやコウモリ、コヨーテ、ウサギとの衝突例も報告されている。

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