世界最大級の製油所で爆発、26人死亡 南米ベネズエラ
(CNN) ベネズエラ当局者によると、同国北西部ファルコン州アムアイにある世界最大級の製油所で25日未明、爆発が起き、10歳の少年を含む26人が死亡した。
国営VTVテレビによると、少なくとも82人が負傷して病院へ運ばれた。周辺の住民は避難した。現場の状況は沈静化しているという。
チャベス大統領は3日間の服喪期間を宣言し、犠牲者の遺族らに弔意を表した。
ベネズエラ国営石油公社(PDVSA)のラミレス総裁によると、爆発は同日午前1時すぎに発生。ガス漏れが原因とみられるが、その場所は特定されていない。ガスが爆発し、少なくとも2基のタンクと周辺地区で火災が起きた。製油所の施設や近くの民家が損壊した。
ベネズエラは世界有数の石油輸出国で、日量100万バレル以上の石油精製能力を持つ。石油による収入は輸出総額の約94%、連邦予算の歳入の半分以上、そして国内総生産(GDP)の約30%を占める。