台風15号、沖縄を直撃 記録的な暴風
東京(CNN) 大型で非常に強い台風15号が26日、沖縄を直撃した。最大瞬間風速70メートル超と、観測史上まれにみる暴風が吹き荒れた。
那覇市の最大瞬間風速としては、1956年以来の強さを記録した。台風の雲は、沖縄本島の約20倍に当たる2000キロの距離を覆った。
台風観測の専門家、ジェームズ・レイノルズ氏が27日早朝、現地から報告したところによると、台風は26日の日没直後に上陸。豪雨の中を木の枝が飛ぶ「長く、過酷な一夜になった」という。
27日午前3時の時点で、中心付近の最大風速は50メートル以上、瞬間最大風速も60メートルを超えていた。CNNの気象予報士によれば、24時間の雨量は500ミリを超える可能性もあると予想している。
台風は27日から28日にかけ、韓国に接近する見通し。この影響を受け、数日前に台湾を通過した台風14号が停滞し、向きを変えて台湾南部に再上陸する見込みとなっている。