コスタリカでM7.6の地震、停電や建物損壊 死者も

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コスタリカでM7.6の地震 停電や建物損壊

(CNN) 中米コスタリカで5日、北西部の太平洋沿岸を震源とするマグニチュード(M)7.6の地震があり、当局によると少なくとも1人が死亡した。

米地質調査所(USGS)などによると、震源地は北西部ニコヤ半島のオハンチャから約10キロの地点で、震源の深さは約45キロ。これまでのところ余震は観測されていない。

コスタリカの当局や赤十字によると、この地震で北西部の町フィラデルフィアの50代の女性が心臓発作を起こし、死亡した。地震の揺れにショックを受けたとみられる。

震源に近いニコヤ半島では道路にがれきが散乱したり、停電したり、一部の住宅が損傷するなどの被害が出ている。赤十字は、建物が損傷した2つの病院から救急車で患者を避難させた。

地震の直後には津波警報も発令されたが、数時間後に解除された。

現地からの報道によると、震源地付近では電話がつながらなくなっているほか、橋の一部崩落や道路上の土砂崩れ発生などの被害を伝える写真も視聴者から寄せられている。

震源に近いホテルの経営者は「非常に強い地震だった。棚の物がすべて落ち、地鳴りの音が聞こえた」と話した。

同国のチンチジャ大統領は同日午後のテレビ演説で、深刻な被害は出ていないと述べ、国民に平静を呼びかけた。

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