バングラデシュ工場火災、出火後に出口封鎖疑いで管理職3人逮捕
ダッカ(CNN) バングラデシュの首都ダッカ郊外で24日夜発生した縫製工場の火災で地元警察は28日、工場の中間管理職の3人を逮捕したと発表した。出火時に工場の出口を封鎖し、従業員らの避難を阻んだ疑いなどがある。
火災はアシュリア地区にある複数階の工場で発生、100人以上が死亡、少なくとも200人が負傷した。逃げ惑う従業員らが出口に殺到するパニック状態も生じていた。
火災を受け工場側の責任を非難するデモも多発しており、ダッカ市内では28日も数千人規模が抗議行動をした。
この火災でシェイク・ハシナ同国首相は26日、放火が原因と言明。別の工場でも同日、火災が起き、首相はこれも放火によるものと説明した。
地元警察はさらに、ダッカ近郊の衣類製造工場で26日に放火未遂事件があったとして2人を逮捕したと発表。ただ、この逮捕と他の火災2件との関連性は把握していないと述べた。