ペニャニエト氏が大統領に就任、経済的発展目指す メキシコ
(CNN) 今年7月に行われたメキシコ大統領選で勝利を収めた制度的革命党(PRI)のエンリケ・ペニャニエト氏(46)が1日、大統領に就任した。ペニャニエト氏は首都メキシコ市の国立宮殿で行われた就任式でさらなる発展を約束した。
ペニャニエト氏は、メキシコには2つの異なった顔があると指摘。「前進と発展のメキシコがあるが、もう一つ、過去に生き、貧困に生きるメキシコもある。メキシコはまだ、人々が求め、人々にふさわしい進歩を達成していない」と語った。
ペニャニエト氏は、ビジネス・チャンスの創出と治安の回復を約束。平和こそが新政権の最初の目標だと述べた。
メキシコでは、前任者のカルデロン前大統領が在籍した6年の間に麻薬関連の暴力事件で6万人を超える人々が命を落としている。ペニャニエト氏は就任式に先立ち、麻薬がらみの暴力事件の抑制に注力する方針を示していた。
大統領の任期は6年。PRIは2000年の大統領選で敗れるまで約70年にわたり政権を維持していた。