韓国大統領選、投票始まる 接戦の様相
(CNN) 韓国大統領選は19日午前6時から投票が始まり、各地の有権者は厳しい寒さの中、投票所へ向かった。
立候補しているのは与党セヌリ党の朴槿恵(パククネ)候補(60)と、野党・民主統合党の文在寅(ムンジェイン)候補(59)。世論調査では朴氏がやや優勢とされるが文氏の追い上げも激しく、接戦の様相を呈している。
当選した候補は来年2月に就任し、所得格差や若者の失業、緊張関係にある北朝鮮への対応といった課題に取り組むことになる。中でも有権者の関心が高いのは、貧困層の拡大をはじめとする経済問題だ。
朴氏は1979年に暗殺された朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の娘。当選すれば同国初の女性大統領が誕生する。50~60代の有権者を中心に支持を集めている。
文氏はその朴政権に対し、民主化運動を展開して収監された経験を持つ。盧武鉉(ノムヒョン)前大統領の秘書室長を務めた。