韓国で体の「過剰露出」処罰法案、ミニスカート標的と論議
新法案は1963~79年に大統領だった、現大統領の父親である朴正熙(パクチョンヒ)氏が打ち出した同様の服装規制を想起させるとの指摘も出た。70年代には、ひざ上が20センチもしくはそれ以上のスカート着用は禁じられていた。
地元紙によると、改正法案については野党陣営から表現の自由に反し、髪やスカートの長さを問題にする時代への回帰を狙っているとの批判も出た。ただ、改正法案の内容を十分理解せず、自らの主張だけを声高に示す政治家をいさめる地元メディアの論調もある。
一方、警察当局はCNNの取材に対し、改正法案は一般的にスカートの長さや露出が目立つ衣服とは無関係とし、「服装の種類を取り締まるという情報は全くの虚偽」と説明。新法案発効の狙いは公共の場でのヌードや下品な行動の規制があくまで主眼としている。
また、政府当局は新法案の本来の目的を理解してもらう宣伝活動を開始したとしている。