イラン大統領選、686人が立候補届け出
(CNN) 6月に実施されるイラン大統領選の立候補受け付けが締め切られ、国営テレビによると計686人が立候補を届け出た。
立候補を届け出たのは、アフマディネジャド大統領が推す側近のモシャイ氏、元大統領のラフサンジャニ氏など。これまで2期を務めたアフマディネジャド大統領は、連続3選を禁じる規定のため出馬できない。
専門家によると、モシャイ氏はアフマディネジャド大統領の後継として対外強硬路線を保ち、宗教指導部と距離を置く姿勢も共通する。
ただ、立候補者については最高指導者ハメネイ師が実験を握る護憲評議会が審査を行うことから、アフマディネジャド大統領を支持する「逸脱派」の候補者は承認されない可能性があるという。
一方、ラフサンジャニ氏は1989~97年に大統領を務めアフマディネジャド大統領に対しては対立姿勢を貫いてきた。2009年の大統領選後には、政権が野党の抗議デモを武力で弾圧したと批判、国民には平和的な抗議運動を行う権利があると訴えていた。