シリア首都で自動車爆弾、治安部隊8人死亡
(CNN) 内戦が続くシリアの首都ダマスカス北東部で2日、警察署近くで自動車爆弾が爆発し、治安部隊の少なくとも8人が死亡した。英国に本拠を置く「シリア人権監視機構」が明らかにした。民間人にも負傷者が出ているという。
ダマスカス郊外ではこの日も反体制派と政府軍の激しい戦闘が続いた。首都制圧を目指す反体制派に対し、アサド政権は戦闘機やミサイルを使って砲撃を繰り返しているという。
内戦は隣国レバノンと国境を接するクサイルにも飛び火し、アサド政権を支持するイスラム教シーア派組織ヒズボラと、シリア反体制派との攻防が続いている。
国連は、民間人が死亡している責任は双方にあると警告。潘基文(パンギムン)事務総長は政府軍と反体制派の双方に対し、民間人をクサイルから脱出させるよう求めた。
同地では1500人あまりが負傷し、治療を必要としているとされる。