武装集団がホテル襲撃、外国人観光客9人死亡 パキスタン
パキスタン・イスラマバード(CNN) パキスタン北部にあるホテルが23日未明に武装集団に襲われた事件で、内相は24日までに、外国人9人が殺害されたと明らかにした。これまでは、外国人観光客10人が死亡したと発表していた。
内相は、中国人3人とウクライナ人6人が殺害されたほか、中国人1人が現場を脱出し無事だったと説明した。内相によれば、武装集団は地元のガイド2人を拘束し外国人が宿泊する場所に案内するように強制。ガイドの1人は殺害されたが、もう1人は警察で事情を聞かれているという。
イスラム武装組織「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の広報担当者が関連団体による犯行を認めた。外国人を襲撃した理由として、国際社会が無人機による攻撃を支持しているからだと述べた。
犯行は現地時間の23日午前0時から同1時の間に発生した。警察当局によれば、現場のホテルは大きくなく、丸太づくり風の小部屋などを提供する宿泊施設だという。管理が行き届いた警備態勢もなかったとしている。