「親元訪問を頻繁に」 高齢化進む中国で問われる家族像
法律の専門家からは、「頻繁」に帰省するというあいまいな表現を批判する声が上がっている。また、仕事や勉強のために実家を離れる若者に不当な負担を強いると批判する人も多い。
農村部の小さな町に住む男性(50)は、一人っ子の娘を米国留学に送り出している。修士号を取って帰国する娘には上海や北京などの都会で仕事を見つけてほしいと、男性は話す。「娘には心身ともに負担をかけたくない」「私にとって一番重要なのは娘のキャリア。娘の教育にはたくさんの時間とお金を費やしてきた。ぜひ成功してほしい」と語る男性は、新たな改正法について「親子関係をゆがめてしまう」と批判した。