英キャサリン妃が男児を出産、母子ともに健康
ロンドン(CNN) 英ウィリアム王子の妻、キャサリン妃が22日、ロンドン市内の病院で男の子を出産した。バッキンガム宮殿前に掲げられた公式発表によると、母子ともに健康状態は良好だという。
赤ちゃんは同日午後4時24分(日本時間23日午前0時24分)、ウィリアム王子と弟のヘンリー王子が誕生した時と同じロンドン市内の病院で、自然分娩(ぶんべん)で生まれた。体重は約3800グラム。王位継承権はチャールズ皇太子、ウィリアム王子に次ぐ第3位となる。
バッキンガム宮殿前では、花束やシャンパンを持つなどして集まった市民らが歓声を上げた。ロンドン中心部のトラファルガー広場の噴水は、男児誕生を示す青に染まった。
出産に立ち会ったウィリアム王子は「私たちにとってこんなに幸せなことはない」と話したという。一家は病院で一夜を過ごす。
赤ちゃんの名前は、退院時に発表される可能性がある。英国にはロイヤルベビーの名前をまねたり、重なるのを避けたりするため、新生児の命名を遅らせているカップルもいる。賭け屋(ブックメーカー)の予想ではジェームズ、ジョージなどが有力視されている。
キャメロン英首相は「わが国にとって重要な瞬間だが、何よりもご夫妻にとって特別な瞬間になった」と述べた。
チャールズ皇太子とカミラ夫人も「とてもうれしい」との言葉を寄せた。
英国ではキャサリン妃が出産のため入院したと伝えられた22日朝から、ツイッター上の話題でロイヤルベビーがトップに躍り出た。
小売業界ではおむつカバーからベビー服、おもちゃ、王座をかたどったおまるまで、ロイヤルベビー関連商品の売上高が約120億円に達すると期待されている。