ローマ法王の訪問先近くに爆発物、警察が処理 ブラジル
(CNN) ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王がブラジルで訪問を予定しているカトリックの聖地近くで爆発物が発見され、軍警察が処理していたことが23日までに分かった。
法王はカトリックの祭典「世界青年の日」の開幕に合わせ、22日にリオデジャネイロに到着。24日にはサンパウロ州の聖地アパレシーダを訪問することになっている。
同州の軍警察がCNNに確認したところによると、爆発物は21日に訪問予定先近くのトイレで発見された。法王が通過するルートや信者らの集まる区域からは外れていたという。
プラスチック製の小さな筒をガムテープで巻いた自家製爆弾で、破壊力は弱かったとみられる。爆弾はその場で処理され、分析のため軍当局へ送られたという。
同国では先月以降、来年のサッカー・ワールドカップ(W杯)開催や税負担、汚職などに抗議するデモが拡大し、過去20年で最大の規模となった。