英キャサリン妃が退院、ロイヤルベビーお披露目
ロンドン(CNN) 22日に男児を出産した英王室のキャサリン妃が23日夜に退院し、病院前で「未来の国王」となる赤ちゃんを披露した。
キャサリン妃はクリーム色の毛布に包まれた赤ちゃんを抱き、ウィリアム王子に付き添われて姿を見せた。2人は報道陣に手を振って、感激の言葉を口にした。ウィリアム王子は「名前はまだ考えている。できるだけ早く決める」と話し、「ありがたいことに彼女に似ている」と笑顔を見せた。
病院前の階段は31年前、ダイアナ元妃が第1子のウィリアム王子を披露したのと同じ場所。退院前にはキャサリン妃の両親に続き、チャールズ皇太子とカミラ夫人が訪れて赤ちゃんと対面していた。
ウィリアム王子が赤ちゃんを後部座席のチャイルドシートに乗せ、一家は住まいのケンジントン宮殿に向かった。
ロンドン市内ではこの日、100発以上の祝砲が撃たれ、夫妻が挙式したウェストミンスター寺院の鐘が鳴り響いた。英大衆紙サン(The Sun)は題字のつづりを「The Son」に変えて男児誕生を祝った。一方、高級紙ガーディアンのウェブサイトは、ロイヤルベビーの話題を取り上げない別版を設けた。
赤ちゃんの誕生には米国のオバマ大統領やロシアのプーチン大統領、日本の安倍晋三首相も祝賀のメッセージを寄せた。