スペインで列車事故、死傷者150人超
マドリード(CNN) スペイン北西部で24日、列車が脱線事故を起こし、69人が死亡した。当局は事故当初、少なくとも56人が死亡、100人以上が負傷したと伝えていた。
国有鉄道レンフェによると、ガリシア州サンティアゴ・デ・コンポステラで現地時間の24日午後8時41分ごろ、首都マドリードから北西部のフェロルに向かっていた列車が駅に差しかかるカーブで脱線した。
列車には乗客218人が乗っていた。乗員の数は不明だが、通常は少なくとも5人が乗務しているという。
車体は損傷がひどく、真っ二つに折れたり火の手が上がったりした車両もある。現場には消防や警察が駆け付け、助かった乗客も手を貸して、割れた窓から車内に閉じ込められた乗客を助け出した。
地元紙によると、車内にはまだ乗客が閉じ込められている可能性があり、捜索活動が続いているという。
脱線時の速度は分かっていない。同列車が出せる最高速度は250キロ。事故原因などについて当局が調査に乗り出した。
サンティアゴ・デ・コンポステラは観光地として人気があり、この日は毎年恒例のフェスティバルが行われる予定だった。事故を受けて、24日夜と25日のイベントは中止された。