アフガン東部の米軍施設に襲撃、国際部隊と国軍が反撃
カブール(CNN) アフガニスタン東部ナンガルハル州のパキスタン国境近くで2日、米軍施設が武装グループの攻撃を受けた。地元当局報道官によると、北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊(ISAF)とアフガン軍が反撃し、犯行グループのメンバーを全員殺害した。
同報道官の話によると、武装グループはISAFの物資輸送トラックが駐車されている区域で爆発物を起爆させた後、銃撃を開始。ISAFやアフガン軍部隊と約2時間にわたり交戦した。この間にトラック数台が炎上したものの、民間人や軍要員の死者は出なかったとされる。現場では消火作業が続いているという。
一方、アフガンの反政府武装勢力タリバーンの報道担当者は犯行声明で、この攻撃に数人の自爆要員が参加し、ISAF側の兵士が複数死亡したと主張した。
この施設はNATOがパキスタンから物資を運び込むルートの中継点となっている。当局は攻撃を受けて現場付近のパキスタン国境を閉鎖し、ジャララバードへ向かう主要道路を通行禁止とした。