「肥満大国」メキシコ、高カロリー食品と炭酸飲料に課税へ

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メキシコで肥満対策の一環として高カロリー食品に課税する法案が通過した

メキシコで肥満対策の一環として高カロリー食品に課税する法案が通過した

(CNN) メキシコ議会はこのほど、肥満対策の一環として審議されていた高カロリー食品と炭酸飲料への課税を可決した。ペニャニエト大統領の署名を経て施行される見通しだ。

カロリーの高い食品すべてに8%、炭酸飲料には1リットル当たり1ペソ(約8円)の税を課す案で、10月31日に上院を通過した。対象の食品を具体的に示すリストはないが、「揚げ物や甘い菓子、穀類を主原料とする食品など」とされる。

世界保健機関(WHO)の統計によると、メキシコ人が1年間に飲む炭酸飲料は163リットル。米国の平均より4割も多く、世界最大の消費国となっている。

メキシコは今年、国連食糧農業機関(FAO)の調査で肥満率が米国を抜いて世界トップとなった。同国保健当局は小児科医の2団体と協力し、医師らを対象に子どもの肥満問題や治療法、予防法の周知を図る運動に取り組んでいる。

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