パレスチナの和平交渉担当者が辞表、ユダヤ人入植計画に抗議
だがある米政府高官は「アリカット氏は前にも辞任をちらつかせたことがある。だが結局は戻ってきて交渉を続けている」と指摘。また、辞任が本当であっても交渉は続くとの見方を示すとともに「状況は見守らなければならないが、今の時点で本気で心配している関係者はいない」と語った。
パレスチナ解放機構(PLO)のアシュラウィ幹部は交渉チームの辞任理由について「アメリカ側からの『圧力』が強すぎると考えたからだ」と語った。
「イスラエルに国際法を順守させ、入植活動を全面停止させることにより、同国にのみ例外や免責を認めるという従来の問題点をアメリカが改めることができれば、交渉の再開や成功も可能だろう」とアシュラウィ氏は述べた。
アシュラウィ氏によれば今後、PLOの執行委員会が辞表を受理するかどうか決めるという。