パレスチナの和平交渉担当者が辞表、ユダヤ人入植計画に抗議
(CNN) パレスチナの国連代表団は13日、同国の中東和平交渉を担当するチームが辞表を提出し、今後の交渉に加わらない意向であることを明らかにした。イスラエルの入植活動が理由だという。
イスラエルの住宅省は前日の12日、東エルサレムとヨルダン川西岸に2万戸を超すユダヤ人入植者向け住宅を建設する計画を発表。だがネタニヤフ首相が見直しを求めたため、すぐに計画は撤回された。
パレスチナの交渉責任者アリカット氏はアルジャジーラ・アメリカの取材に対し、和平交渉の成否はユダヤ人入植地の問題にかかっていると発言。「ネタニヤフ首相にとって選択肢は、入植か和平のどちから1つしかない。両方は無理だ」と述べた。
和平交渉チームの辞任は、交渉の本格的再開を目指すオバマ米政権の努力に水を差しかねない。